アメックスはなぜ人気が高いのか?ーアメックスの審査方法や基準
目次
国内外とは問わず人気の高いアメックス。
一度は持ってみたいと思っていても、どうせ審査に通らないだろうと初めから諦めている方も多いのではないでしょうか?
実は一般のクレジットカード会社の審査を落ちたのに、アメックスの審査は受かったという方も多くいらしゃいます。
「本当に?アメックスのほうが審査が厳しいんじゃないの…」そう思っている方もいらっしゃると思います。
そんな方のために、なぜ一般のクレジット会社の審査に落ちたのに、アメックスの審査は受かったのかの理由について解説していきます。
また、アメックスについて知りたいけど、今さら聞けないという人のために、基本的なことから説明していきます。
是非参考にしてみてくださいね。
アメックスの基本
ここでは、アメックス初心者の方にアメックスの基本的なことを紹介していきます。
アメックスとは
アメックスとはアメリカン・エキスプレス・カードの通称で、世界的に有名なレジットカードブランドの1つです。
アメリカの大手企業「アメリカン・エキスプレス」が発行しています。
アメックスは高いステータス性を持っていますので、海外ではアメックスを所持しているだけで信頼されたりします。
国内でも人気があり、多くのお店で使うことが利用することができます。
7大国際ブランド
アメリカン・エキスプレスは7大国際ブランドの一つです。
国際ブランドとは、クレジットカードの決済を24時間・世界各国どこでも行えるようサービスを提供している企業のことを言います。
7大国際ブランドはアメリカン・エキスプレス以外にVISA、MasterCard、JCB、DINERS CLUB、Discover Card、銀聯カードがあります。
その中でアメリカン・エキスプレスは世界シェア4位を記録しています。
アメックスの種類
アメックスには、アメリカン・エキスプレス・カード、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード、アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードの4種類のアメックスカードがあります。
種類によってサービスや特典など異なり、上位のカードほど質の高いサービスが受けられます。
また、年会費に関しても上位のカードの方が高くなります。
アメリカン・エキスプレス・カード
アメリカン・エキスプレス・カードは通称アメックスグリーンと呼ばれます。
20歳以上の方は申し込むことができます。年間費12,000円(税抜)で発行できます。
アメックスグリーンを持っているとトラベルサービスや優待特典、付帯保険などを受けることができます。
アメックスカードの中では一番下位に位置するアメリカン・エキスプレス・カードですが、他のクレジット会社のゴールドカード並のステータス性があります。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは通称アメックスゴールドと呼ばれます。
20歳以上の方は申し込むことができます。年会費は年会費は29,000円(税抜)です。
アメックスゴールドを持っていると、ゴールド会員限定のトラベルサービス、優待特典、プロテクション・サービスなどを受けることができます。
昨今では以前よりも審査が通りやすくなっており、安定した収入のある方なら比較的持ちやすくなっています。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは通称アメックスプラチナを呼ばれています。
アメックスプラチナは招待制のクレジットカードになりますので、招待されない限りも持つことができません。
年会費は130,000円(税抜)です。
アメックスプラチナを持っていると、プラチナ会員限定のコンシェルジュサービスを受けることができます。
年会費がかなり高くなりますが、アメックスプラチナを持てればセレブの仲間入りです。
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードは通称アメックスセンチュリオンと呼ばれています。
アメックスセンチュリオンはインビテーションのクレジットカードです。
インビテーションとは「既存のクレジットカードを、より上位のクレジットカードに移行しませんか?」という招待状のことです。
その招待状から申し込むと、ほぼ確実に上位のクレジットカードが受け取ることができます。
年会費は378,000円です。
別途で入会費が540,000円掛かります。
選ばれた人しか持てないアメックスセンチュリオンですので一般の人が手にできる機会はほとんどないと思いますが、もし持つことがあれば成功者の証になります。
アメックスの審査を受ける方法
ここでは、アメックスの審査を受ける方法について解説していきます。
審査というと難しく感じるかもしれませんが、内容は至ってシンプルです。
入会資格や審査基準、申込方法などについて解説しています。
審査の手順を確認したら早速申し込みましょう。
入会資格
入会資格があるのは以下の4つの条件を満たした方になります。
①年齢が20才以上の方
②日本国内に定住所をお持ちの方
③日本国内で定職、定収入をお持ちの方
④他のクレジットやローンで延滞が無い方
③日本国内で定職、定収入をお持ちの方とは、アルバイトやパート、派遣社員、契約社員などの雇用形態ではなく、正社員など安定した雇用形態で働く人のことをいいます。
働いている期間が長い人ほど審査に通りやすくなります。
④他のクレジットやローンで延滞している場合は、返済能力がないと見なされ、入会資格を得ることができません。
審査の基準
アメックスの審査は一般的なクレジット会社の審査より、通りやすいとネットなどで言われています。
一般的なクレジット会社での審査では債務整理の経験があったり、支払いが遅れたことがあったりすると審査に通りません。
ちなみに、債務整理とは借入総額を減らしたり、支払いの分割を細分化したりすることで、借金問題の解決を図ろうとする法的手続きのことを指します。
しかし、アメックスの審査では債務整理の経験や支払いが遅れたことがあっても審査に受かることがあります。
アメックスでは土地や家などを資産と見なすので、家などを持っている場合は審査に受かる可能性が高くなります。
ですので、人によってはクレジットカード会社の審査は落ちたけど、アメックスの審査は受かったという人が出てくるわけです。
審査期間
アメックスカードに申し込む方法は、オンラインと郵送の2種類があります。
郵送で申し込む場合は、自宅とアメックス社との距離が遠ければ郵送に時間がかかりますし、手作業での書類の確認にも時間がかかってしまいます。
アメックスカードが自宅に届くまで最大で3週間ほどかかってしまうこともあります。
一方、オンラインで申し込む場合は瞬時にアメックス側に申し込み情報が届きますので、速く審査を受けることができます。
また、アメックスではスピード審査を導入してますので、最短で即日~3日程度で審査が終わります。
10日ほどで自宅にアメックスカードが届きます。
ちなみに、アメックスの問い合わせ窓口は基本的に平日の午前9時から午後5時までとなっています。
土日は営業していませんので、土日に申し込みをすると審査まで時間がかかることになります。
また、アメックスカードの種類によって審査期間が変わるということはあまりありません。
オンライン申し込みの流れ
オンラインで申し込む方法は、インターネットでアメリカン・エキスプレスの公式サイトを開きます。
審査を受けたいアメックスカードを選択します。
申し込みフォームに個人情報を入力し、審査の結果を待ちます。
審査を通った場合のみ、アメックスカードが自宅に送られてきます。
審査結果の通知
審査結果の通知についてですが、アメックス社から電話・メール・郵送などで直接通知されます。
審査を通過した場合は、電話やメールで通知されることが多いです。
審査に落ちた場合は、基本的にメールや郵送で通知されますが、通知が来なかった人もいるそうです。
メールで通知がきた場合は、迷惑メールフォルダに入ってしまう場合がありますので、メールの設定をしておきましょう。
せっかく審査を通ったのにメールに気づかなかったという残念な結果にならないように注意しましょう。
アメックスの審査システム
アメックスで審査を受けるにあたって不安を抱えている方もいらっしゃると思います。
しかし、審査システムについて知れば闇雲に不安を抱えることなく、落ち着いて審査に挑むことができます。
ここでは、審査システムについて紹介していきます。
少し難しいですが、興味のある方は是非チェックしてくださいね。
審査システムの流れ
アメックスの審査の流れは、消費者の信用情報を信用情報機関に問い合わせして、消費者の年収やクレジットカードの利用状況などを調べます。
数ある情報から総合的に判断して、審査判断を下します。
また、情報が少ない場合などは、勤務先に連絡するなどの追加の確認を行います。
ですので、人によっては審査が長引いてしまう人もいます。
信用情報とは
アメックスは、アメックスカードを発行する際、消費者が支払能力がある人物か確かめるために、データの一つとして、信用情報を参照しています。
信用情報とは、クレジットやローンなどの取引に関する申し込みや契約などを表す情報のことを言います。
個人の給与や住まいなどの情報で構成されています。
支払能力に応じたクレジットカードの発行やローン取引などが行えます。
また、信用情報は消費者が無理な借入れをしないよう、運用をサポートします。
個人信用情報機関とは
アメックスが照会する個人信用情報機関はCIC、JICC、KSCの3社になります。
個人信用情報機関とは、加盟するクレジットカード会社などから受け取った信用情報を管理・提供している機関のことです。
加盟する会社がクレジットカードなどを発行する際、消費者が支払能力のある人物かどうか確かめるために、信用情報機関にその消費者の信用情報の開示を求めます。
CICについて
CICはクレジットカード会社・信用保証会社、携帯電話事業者などの信用情報を管理・提供している信用情報機関です。
加盟会社は900社以上あります。
保有している信用情報は7億件以上にあります。
クレジットカードやローンなどに関する個人信用情報が登録に加え、スマホやパソコンからの購入情報も管理されています。
JICCについて
JICCは消費者金融・信販系の信用情報を管理・提供している信用情報機関です。
JICCには約8割の消費者金融会社が加盟しています。
また、加盟する会員会社の6割が消費者金融会社です。
JICCは消費者金融系の信用情報機関と見られることが多いですが、クレジットカード会社や金融機関、信販会社など取り扱っている信用情報は多岐にわたります。
信用情報の正確性で評価を受けており、リアルタイムで信用情報を把握することができます。
KSCについて
KSC(全国銀行個人信用情報センター)は一般社団法人全国銀行協会(全銀協)が運営している信用情報機関です。
全銀協が運営しているので、加盟する会員会社のほとんどは銀行です。
クレジット会社で加盟しているところは少ないですが、アメックスは加盟しています。
個人情報やローン、クレジットカードなどの信用情報を管理・提供しています。
ブラックリストについて
ブラックリストには、クレジットカード会社からの請求の延滞、破産情報などが登録されています。
信用情報機関にこのような「事故者」として登録されていることを、「ブラックリスト」「ブラック情報」と呼びます。
ブラックリストに登録されてしまうと、新しいクレジットカードなどを発行することができなくなります
。また、ローンに制限がかかり、組むのが難しくなります。
アメックス以外の国際7代ブランドとは?
7大国際ブランドといわれるアメックス。ここではアメックス以外にも7大国際ブランドに入るおすすめの国際ブランドを紹介していきます。
VISA
VISA(Visa International Service Association)は世界200ヵ国・地域で14,900の金融機関と提携している国際ブランドです。本社はアメリカ合衆国カリフォルニア州にあります。1958年、大手銀行「Bank of America」が設立した「BANK AMERICARD」がVISA誕生のきっかけです。日本国内でも100社を超える金融機関と提携しています。
MasterCard
MasterCardは(MasterCard Worldwide)はヨーロッパ圏で利用しやすいと言われている国際ブランドです。キャッチコピーは「Priceless」です。1966年、チェース・マンハッタン銀行を中心になって設立された「Interbank Card Association」がMasterCard誕生のきっかけです。
JCB
JCBは(JCB Co., Ltd.)は日本発信の国際ブランドです。本社は東京都港区にあります。1961年、三和銀行(三菱東京UFJ銀行)と日本信販(三菱UFJニコス)によって設立されました。8000万人以上の会員数を誇り、世界190の国・地域で2300万店以上の加盟店があります。
トラベルサービス(アメリカン・エキスプレス・カード)
アメリカン・エキスプレス・カードはアメックスカードの中で最も下位のカードですが、それでも十分すぎるほどのサービスがついてきます。
ここでは、アメリカン・エキスプレス・カードのトラベルサービスの一部をご紹介します。
空港ラウンジサービス
アメリカン・エキスプレス・カードを持っていれば、ほとんどの国内空港のラウンジサービスを無料で利用することができます。また、国内以外にも「ハワイ ホノルル国際空港」「韓国 仁川国際空港」のラウンジサービスを対価を請求されることなく利用可能です。
旅行傷害保険
アメリカン・エキスプレス・カードでは、海外で旅行中に何らかの事ドラブルに巻き込まれた場合、最大で5,000万円まで保証してくれます。安心してバカンスを楽しめますね。
手荷物無料宅配サービス
アメリカン・エキスプレス・カードを持っていれば、手荷物を無料で運んでくれますので、行きも帰りも楽々です。重い荷物を持たなくて済むのでストレスなく旅行を楽しめますね。
ただ、こちらのサービスは成田国際空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港のみ対象になりますのでどこでも運んでくれるわけではありません。
プロテクション・サービス
アメリカン・エキスプレス・カードには、利用者が安心してショッピングなどをできるようにプロテクションサービスが付帯しています。
リターン・プロテクション
リターン・プロテクションとはアメックスカードで購入した商品で、購入日から90日以内ならアメックスに返却することにより、購入金額を自分の口座に払い戻してくれるサービスです。
ただし、補償金額は1商品につき最大3万円までで、年間最大15万円までです。
ショッピング・プロテクション
ショッピング・プロテクションとはアメックスカードで購入した商品に破損・盗難等の損害が起きた場合、国内・海外問わず購入時から90日以内なら、1人あたり最大500万円まで補償されます。(一部を除く)
オンライン・プロテクション
インターネット上で第三者にアメックスカードが不正使用され損害が発生した場合、全額補償されます。
インターネット上の取引に不安がある方でもアメックスなら安心して利用できます。
キャンセル・プロテクション
急用が入って旅行やコンサートをキャンセルする場合、キャンセル費用などを補償してくれます。
旅行などに一緒に行く予定だった家族の方の費用まで補償してくれます。
アメックスカードの優待特典
アメリカン・エキスプレス・カードとアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードに分けてお得な優待特典を紹介していきます。
アメリカン・エキスプレス・カード
アメリカン・エキスプレス・カードでは、他のクレジットカード会社のゴールドカード並みの優待特典が受けられます。
「新国立劇場」や「メンバーシップ・プレビュー」、「チケット・アクセス」などがあり、劇場のチケットを先行予約できたり、会員限定の映画試写会に参加できたりします。
また、「旅館・ホテル宿泊料金割引」や「ETCカード年会費無料」の特典がついてきたりします。
さらに「アメリカン・エキスプレス・セレクト」や「アメリカン・エキスプレス・コネクト」のようにアメリカン・エキスプレス・カード会員だけを対象にした優待特典も受けられます。至れり尽くせりとはまさにこのことですね。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードでは、「ゴールド・ダイニング by 招待日和」や「American Express Invites(レストラン優待)」などレストランの割引サービスが受けられます。
また「プリファード・ゴルフ」や「京都特別観光ラウンジ」など休日ゆっくり過ごしたい方に向けたお得なサービスも行っています。
さらに、海外旅行に行く際、航空便の遅延により余計な出費が出た場合は、宿泊料金などを補償する「航空便遅延費用補償(海外旅行)」がついています。
まとめ
アメックスカードの基本から審査の受ける方まで解説してきましたがいかがだったでしょうか?
アメックスカードは種類を問わず、持っているだけで高いステータス性を維持できますから。
絶対にほしいですよね。
ただ、欲張って良いものを持とうとすると審査に落とされますし、仮に通ったとしても年会費を払わないといけないので大変です。
そうならないためにも自分に合ったアメックスカードを選びましょう。
ご利用は計画的に。
また、審査に落ちてしまった人は、来年はアメックスカードを持てるようバリバリ働きましょう。